明けましておめでとうございます。
2025年の幕開けです。
そして五年ぶりの個展を京都祇をん小西さんで開催いたします。
今回は、
父が生きている間に父と二人展をしなくては、
と思うところからスタートしました。
しかし、腰が曲がって年老いてしまった父はもう描くことが
できません。
そこで、父が昔描いた作品の資料を印刷プリントし、
彩色部分を切り取り、土台に貼り付けデザインし、
大切な父の弟子に彩色を描いてもらい作品が仕上がりました。
この写真の作品の土台になっているものは、
イイダコを吊る重石です。
彩色は本来仏や神様を祀るものとして装飾描かれるものです。
なぜそのようなものに彩色をするのか。
一度役目を果たしたそのものの蘇り。
破壊されるていく世界。
心が奪われる現代。
そのようなことを考え作品ができました。
彩色を描くことは宮絵師の基本のお仕事です。
そしてそれはとても美しいです。
父の仕事を作品にできるチャンスに恵まれた今回の個展を
とても嬉しく思っています。
ご来廊頂けたら幸いです。
わたくしは毎日在廊予定です。
父は熱血熱々職人です。仏教美術、宗教美術に関してはプロフェッショナル
私も学ぶことは底なしですが、
父の熱血ぶりが凄すぎてそこへの学びにチャレンジできていません。
父に話かけたら10倍返しで返ってきますが、
会場に父がいる際は父に話かけてみて下さい。
仏教美術の話はそれはそれは学ぶことばかりです。
話が長くて助けて~と思われたら
「みまりさーん」、と呼んで下さいね。
直ぐ駆けつけます!ウフフ
一番最悪なのが娘の自慢話が始まる・・・。
ほんまやめてよ、お父さん。
父、安川如風(にょふう)
神社とお寺の天井画と襖絵を描く京都の天地游々と京の宮絵師 安川如風
皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
みまり