プラハから手紙が届きました。
もう何年も前になりますが、東京で個展をした時に
出会いました。
画商をなさってる方で、展後ご連絡を頂き、
プラハで個展をしてみないか?との内容でした。
プラハに行ったこともない私は、お応えように困ったのですが、
廻りの知りあいや友人に相談してみると、
次々とプラハに詳しい方々が沢山おられて、
皆様口を揃えて
「良いところだよ、個展が出来るなら是非やってみた方が良い」
と言われるのです。
それで単純にプラハについて興味が湧いたのですが、
有り難いことに日本での個展が次々企画され、
そして何度も書いていますように、子供も出来たため、
なかなか自由のきかない生活です。
簡単に海外へとは、昔のように身軽に飛び立つことが出来なくなりました。
それで何年も何年も年に一度のご挨拶だけで過ぎております。
今年、またプラハから新年のご挨拶が届きました。
何年も待って頂いておりますのに、
私の事を今だお忘れになられてない事に嬉しく思います。
どうやら私のホームページから私のペン画観たようで、
手紙には”あれはドローイングですか?スバラシイ!”
と書いてありました。
日陰で人気のないペン画ですのに、
スバラシイなんて、13キロも太っているドスコイ妊婦ちゃん、
俄然お腹も揺れる気持ちになりました。
そこで思い出したのです。
前回の日記に引き続き、
もう一方だけ、額に入れたオツボネちゃんが居たことを。
ゴソゴソ奥の方から出してきました、オツボネちゃん二号。
やっぱり久しぶりに観ても、悪くないように思いました。
本当ならプラハでの個展企画に前向きに截金作品を
お送りしなければならないのですが、
なかなか目の前の個展作品を貯めることに精一杯で、
お送りすることが出来ません。
折角スバラシイと言って頂いたので、オツボネちゃんをプレゼント
しようと思います。
行ってらっしゃい、プラハまで。
大切にしてもらうのよ、綺麗な町のプラハというところで。
私もそのうち行くからね。
飛行機が重量オーバーにならないように、
痩せて行くからね…
作品タイトル 生い茂る刹那