26日日曜日、無事個展を終了することができました。
大変多くの方々にご来廊頂いたこと、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
前回の個展が2020年祇をん小西さん、
5年を経て、再び小西さんでの個展となりました。
ほぼ無活動、魔の5年間。
とても苦しい5年間でした。
夢に向かって挑戦し、それが出来なくなり、
揉めて、苦しみ、泣いて、、、、心が暗闇になり、病んだ。
そんな頃、小西さんから「そろそろどうですか?」
お声を頂きます。
しかし、5年前に小西さんでして、また小西さん。
モチベーションが上がりません。
そして、ふと気づいたのです。
父が生きている間に父との作品展をしなくては。
材料探しが始まり、新作に向けての活動が始まりました。
今まで見て来た木の世界とは違う材に眼が向き始めます。
苦しい思いが抜けないまま新作に向けてのスタート。
”神様助けて”。
家にはお仏壇や神様へ祈る場所がありません。
新しく見つけた韓国の瓦だという石瓦。
描きながらタイトルが降りてきます。
”甲乙 石神に托す” こうおつ せきじんにたくす
甲乙は人生山あり谷あり、
石神は苦しい自身の思いを石の神様に托す思いで描きました。
截金は願いを込めて、祈りを込めて仏様に施されたことが日本での始まりです。
勿論そんなことは知っておりました。
ハッ!とします。
苦しい思いをした時に初めて体感したのです。
願いを込めて、祈りを込めて截金をすることを。
截金歴30年。
30年して漸くスタート地点に立ったような気持ちでいます。
人生、山あり谷あり、
いやぁ~辛かった。
しかし、そこで気づいた父と展覧会をしようと、
そして、截金を施す本当の意味を。
人生ようできてます。
神様は苦しみを与え、私に気づきを与えたようです。
漸く私スタートです。
30年かかりました。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。
タイトル 甲乙 石神に托す こうおつせきじんにたくす
ご来廊頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
安川幸聖理、今からが始まりです。