新宿伊勢丹ザ・ステージでのミキモトとのコラボレーション展が
終わり一週間以上経ってしまいました。
観に行って下さった方への御礼が大変遅くなり申し訳ありません。
本日漸くゆっくりパソコンの前に座れる時間ができました。
昨年八月頃からこちらの仕事に携わることになり本当に緊張致しました。
お仕事を進めて行く中で何も言ってはいけない、口外してはいけない
これは非公開ものですから誰にも見せてはいけない資料です、などなど。
それでも制作は自宅ですので近所の子供が頻繁にワンサカ来ます。
「おばちゃんミキモトやってるねん」、
とは言えませんので
おばちゃんがやってるミキモトの部屋に大きなドラエモンの
ぬいぐるみが何故かほうりこまれてた日には
「誰があの部屋に入った~~~~~!!!!!」
目には見えないが大きな角が二本私の頭に
ニョキニョキ~~~~!!!!と
生える瞬間もありました。
いつも優しいおばちゃんは、急に鬼ババになりながら
極秘も極秘でやっとこさ、
新宿伊勢丹での公開当日を迎えることが出来ました。
お話ししたい事は山ほどあるのですが、なにせ大企業様との
お仕事ですので何でもベラベラしゃべってはいけないのです。
私としては創り手側ですから逐一今こんなのやってますよ、
こんな提案が来てやってみましたが、こんなものにもやって
みましたが、このデザインはボツになり、こっちが候補にあがり
こちらとこちらでどちらにするか、
などなど完成品のみを見せるのではなく、その完成品に
行く”過程”が非常に面白いところではあるのですが、
そんなこと言ってはいけませんので
完成品だけのお話をここに述べさせていただきます。
長くなるな、読みたい方だけ読んでおくれやす。
先ず、所蔵品ジュエリー板五枚について、
”所蔵品ジュエリーは勿論大変高価なものですがサイズが
非常に小さい。ですのでお客様に観て頂くのにただ置くだけでは・・。
何かをして欲しい。安川さん宜しくお願いします。”
との依頼でした。
そこで私は一番に直ぐに思ったのはジュエリーの図面を
截金で起こしたら綺麗だろうと思ったのです。
ジュエリーの図面を見るのはとても好きで想像するだけでワクワク致しました。
しかし所蔵品ジュエリーは大変貴重なもので図面を用意するのは
難しいとなり、
またあまりに貴重なジュエリーで絵の具と一緒にしては
展覧会中にジュエリーに何らかの化学反応が起きて変色の恐れもある。
何の絵の具を使われてますか?検証しますか?などになりました。
私一人のデザインのためにそういった事を山ほど考えなければならなく、
東京で偉い沢山の方との大会議でした。
き、緊張しました。京都の岩倉からのほほんと行って、
いざ会議室入りましたら
ずら~~~~~~~~~り。
エ――――――!!!!なんじゃこれーーーー!と
言いたいのを我慢して
いかにも慣れてる感じに涼しい顔で座って会議に挑みました。
(のつもり。バレていたかもしれぬ。)
話ズレますな。
とにかく、
そこでガラスの向こうにジュエリーを置いて、
ガラスの手前に截金を施すとなったのです。そして板を用意して
板がやっと家に届きました。
開けてビックリ玉手箱。
最初は図面を描きましょうか?となったところからなんと
送られてきたのは真ん中が大きくくり抜かれた板ですやん!
見た瞬間にわたしゃ
え?
私これ何描いたらええの?
冷や汗たらり~~~~~ん。
話長くなるので続きにします。
PS 展覧会場の撮影写真はまだ手元に届いておりませんので
また届きましたらアップさせて頂きますね。
いつも読んで下さる方、また応援下さる方、毎度観に来て
頂く方、本当に本当にありがとうございました。
沢山のお手紙が届きました。皆さまには一言に
感謝
しかありません。
ほんまにほんまにありがとう!!!!!
続く。